巷では、筋肉を揉んだり筋膜の施術をしたりと「筋肉まつり」「筋肉信仰」が横行しています。
あるいは「筋トレ」してないとか、「筋肉がないから」ということも痛みや不具合の原因を「筋肉」に求めがちです。
で、それって解決に至りましたか?
マッサージ行ったり、筋トレに通ったり、あるいはリハビリで歩行訓練や運動療法をおこなったり・・・
もしあなたがそれらで解決していたら、このページには来ていないはずですよね?
実のところ筋肉に原因は…ほぼなかったりします。
筋肉が硬くなることが原因という人が多いんですが、筋肉がなぜ硬くなるか?に言及する人はほとんどいません。
いたとしても「使いすぎ」とか「使わなさすぎ」という程度の言及じゃないですか?
人間の体ってそんなに単純じゃないです。
もっと精密にできているし、身体の中ではいろんな事が起きています。
揉みゃ治るなんてことはほとんどないです。
もし使いすぎて筋肉が硬くなるんだったら、世のアスリートたちはガッチガチの体してるんでしょうか?
使わなさすぎというのも疑問があります。
長期入院している人、みんなコリコリの体してるんでしょうか?痛みに耐えている人ばかりでしょうか?
整形外科医の父、イギリスの整形外科医 James Cyriax(ジェームス・シリアックス)は、
「筋スパズム(筋肉のコリ)は結果であり、
痛みの原因ではない。」と言っています。
そして「硬い筋肉を緩めてはいけない」とも。
筋スパズム(コリ)は生体の防御反応の一つです。
生体防御とは、病気や痛みに対し自分の体を護るために働く機能です。
身体を護るために筋肉が硬くなっているのだとしたら、それを緩めるとどうなるでしょうか?
最近の研究では、痛みに反応して筋肉や筋膜などの組織が自動的に収縮するということが分かっています。
実は、痛みの原因は、関節の動き方が関係しています。
関節には、動くルートがあるんです。
これを「関節内運動」と言います。
関節内運動が何らかの理由でできなかったり、動くべきルートを逸脱していると、
「関節に異常あり!」と判断して「関節受容体」というセンサーが働きます。
このことは「関節神経学」という比較的新しい医学の中で研究されています。
この情報が脳に伝わり、炎症 → 痛み という形で反応していきます。
しかも厄介なことに、この原因箇所とは違う箇所に痛みを発することが多いのです。
これを「関節機能障害」と言います。
筋肉が硬いがスタートではなく、関節の動きに異常があることが「痛み」のスタートなんです。
n.laboの整体では、この「関節機能障害」に対処する施術を行なっています。
「え?関節の整体?
じゃあボキボキバキバキするんじゃないの?」
そういう声が聞こえてきそうですが、全くそういうことはいたしません!
子供から、お年寄りまで安心して受けることができるソフトな施術なんですが、
どんなことをするかは、この次の記事で…
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